あおいの切迫日記

切迫妊婦の妊娠・育児記録

二人目の妊娠記録30 出産レポ④ 手術当日3

*病院の治療や手術内容は実際と異なる場合があるかもしれません。

(うろ覚え部分があり間違っている可能性があります)その場合はご容赦ください。

 

 

手術室から赤ちゃんがいなくなり、

あとはお腹の縫合が終わるのを待つのみとなりました。

長男を産んだときは、ここからは眠らせてくれてので、

あっという間に時間が過ぎ、目覚めた時は部屋のベッドに移動されるときでした。

しかし、今回は眠らせてもらえないので、終わるのをひたすら待っていました。

 

痛くはないものの、赤ちゃんはいないので、お腹がどうしても気になります。

お腹の方を見ると、先生二人が、血だらけで必死に処置してくれています。

なるべく考えないようにしていましたが、どうしても漫画「コウノドリ」の

母体死亡の話が思い出され大量出血したらどうしよう??と考えてしまいました。

「大丈夫、大丈夫」と心の中で唱えながら、気分が悪くならないように

深呼吸を繰り返していました。

 

そんなとき、執刀医の先生が話しかけてきました。

「子宮の膜が大分薄くなっていました。すこし危なかったです。

子宮破裂しなくてよかった。次の子は考えた方がいいかも・・・

妊娠しても子宮破裂の可能性が高くなるので慎重にしたほうがいい。

おすすめは出来ないですね」

自分としては年齢的にも経済的にも子供は二人と決めていたので、

「もう産まないから大丈夫です・・・」

と先生に話したものの・・・考えているうちにショックが大きくなってきました。

三人目は考えてはいなかったけれどもう子供が産めないとはっきり分かるのは

少しショックでした。

でも今回子宮破裂せず、無事に産めて本当によかったと思いました。

やっぱり、妊娠出産は奇跡なんだとあらためて実感しました。

 

 

処置時間が長引くにつれ、だんだん気分が悪くなってきました。

麻酔科の先生がずっと話しかけてくれていましたが、

早く終わって欲しいとしか考えられなくなり目をつむって受け答えしていました。

 

そして、子宮などの縫合が終わり、最後お腹の縫合になりました。

内臓?臓器の位置を整える為か色々な所を引っ張られたり、グリグリされたり、

押し込まれたりして、その感覚がわかり、引きちぎられるかと思いました。

これはさすがにちょっと痛かったです。

内臓を引っ張られる感覚は衝撃過ぎて、

もう二度と体験したくない感覚です!!辛かった・・・。

 

気分が悪くなってきて、そろそろ吐きそうかもとなったころ、

ようやく終わりました。

手術時間は全体で二時間くらいだったでしょうか。

(二時半に手術室に向かい、部屋に戻ったのが五時半を過ぎていました。)

縫合が終わるのがとてつもなく長い時間に感じました。

手術後しばらくそのまま手術室で様子をみていました。

看護師さんたちが、術後の片づけをし始め、先生達は部屋を出て行きました。

 

そして時間が経ち、体の状態は問題も無く部屋に戻ることになりました。

病棟の看護師さんがベッドを運んで迎えにきてくれました。

手術着は破れてボロボロだったので、入院着に着替えさせてもらい

手術台からベッドに移ることになったのですが、

麻酔科の先生、男性の看護師さんとあと女性二人、四人がかりで

ベッドに移動させてくれました。

 

しかし、移動後大変な問題が発生!

 

なんと移動の際、腰の部分を支えてくれていなかったので、

腰がすれてしまい、腰に刺していた麻酔の針がとれてしまいました。

私は下半身麻酔の為、痛みも感じず、取れたことにも気づきませんでした。

それに気づいた麻酔科の先生たちが慌てて相談し始めました。

よりによって術後一番重要になる痛み止めの麻酔が取れてしまった!

もう嫌な予感しかしません。

 

もう一度刺し直してもらえるものだと思っていましたが、

そうはいかないらしく先生たちは慌てて、違う麻酔の準備をし始めました。

そして、準備された麻酔は点滴でした。

痛くなったら追加できるよう自分で押せるスイッチがついた機械付でした。

 

その時、私が部屋に戻るので執刀医の先生が戻ってきました。

麻酔の針がとれたと聞いて、

「腰の麻酔よりは効きが悪いですが、点滴の麻酔もよく効きますよ。

中には腰の麻酔よりも効くっていう人もいますよ~」

と慰めてくれましたが、もう私には不安しかありませんでした。

 

その不安はさっそく的中することになるのでした・・・。

 

つづく

 

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二人目の妊娠記録29 出産レポ③ 手術当日2

*病院の治療や手術内容は実際と異なる場合があるかもしれません。

(うろ覚え部分があり間違っている可能性があります)その場合はご容赦ください。

 

 

麻酔も終わり、いよいよ開腹。

もはや無の境地で赤ちゃんが無事に出てくるのを待っていました。

 

痛みは感じないけれどお腹を切られている感覚が分かり、

想像すると気持ち悪くなりそうなので、

ひたすら無事を祈りつつ麻酔科の先生と話をしていました。

ちゃんが気になって何を話したはまったく覚えていません。

(*麻酔科の先生は麻酔の効きを確かめる為なのかずっと話しかけ続けるそうです)

 

10分~15分くらい経った頃、「出るよ」と先生から声がかかりました。

そして、ついに赤ちゃんが出てきました。

出た瞬間、産声が聞こえるまではわずかな時間でしたが

とても長い時間が経ったようにも感じました・・・

そしてついに「・・・ふぎゃ~~」と小さなかわいい声が聞こえてきました。

 

声が聞こえた瞬間、安心と色々な感情が湧いてきて

思わず涙がこぼれました・・・。

これがうれし泣きというものなのかと初めて思いました。

(長男の時は緊急帝王切開というのもあり緊張が酷すぎて泣きませんでした)

 

「おめでとうございます」と手術室にいる先生や

スタッフの方が声をかけてくれました。

そして赤ちゃんの姿を一瞬だけ見せてくれましたが、

処置をするためにすぐに小児科の先生に渡されました。

ちゃんの顔を見た瞬間、長男の産まれた時とソックリで思わず笑ってしまいました。

「いまきれいにしていますから、終わったら会えますからね」

と声をかけてくれましたが、その時間がとても長く感じました。

 

ちゃんを取り出した後、執刀医の先生二人は

縫合を一生懸命してくれていましたが、

ちゃんが無事か気になってそちらばかりを見ていました。

そして、10分程経ったころ処置を終え、

きれいになった赤ちゃんを連れてきてくれました。

先ほどよりハッキリ顔が分かりました。

やっぱり長男に似ている・・・そっくりになってくれたらいいなと思いました。

 

頭をなでて、手をにぎり、ぬくもりを感じました。

ちゃんは元気で安心しました。

 

この病院では帝王切開で生まれた赤ちゃん

元気でも一日は保育器に入る決まりになっていましたので、

対面を終えると保育器に入れられ小児科の先生と一緒に病棟へ行きました。

この時に夫と実母は廊下で赤ちゃんと初めて会うことが出来ました。

(病院の決まりで、退院まで赤ちゃんと会えるのは両親だけでしたので、

実母が赤ちゃんと直接会えるのはこの時だけでした。

その後は両親以外の面会はガラス越しのみでした。)

 

 

ちゃんが行った後、

ふわふわと幸せな興奮した気持ちもだんだん落ち着いてきました。

あとは縫合の手術が終わるのを待つのみとなりました。

 

しかしこの後、地獄の痛みに襲われることになろうとは

この時は全く思っていませんでした。

 

つづく

 

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二人目の妊娠記録28 ワンオペ育児は辛い

次男が産まれてからもう2ヶ月が経ちました。

ブログの更新が出来ぬままあっという間に一ヶ月経ってしまいました。

 早く出産レポを書いてしまいたいのですが、今回はワンオペ育児についてです。

 

 

夫はかなり育児に協力的です。

朝6時に起き、私が朝ごはんを作っている間に、

夜に干した洗濯物を畳んでくれます。

それが終わると長男の幼稚園の準備。

(熱を測ったり、連絡帳を記入、着替えの準備などなど)

仕事から帰ると、夕食後、子供たちをお風呂に入れ、

長男の歯磨きをした後、絵本を読んであげて、寝かしつけをしてくれます。

それ以外でもかなり家事、育児をやってくれていました。

 

そんな夫が一月の終わりインフルエンザになりました。

当然夫は隔離。

育児も家事もお風呂も全部私がしなくてはいけなくなりました。

困った・・・出来る気がしない・・・。

インフルエンザなのでうつすといけなので、実母にヘルプを頼めない・・・。

(実母は老人介護もしているので絶対にうつしてはいけない!)

 

さいわいなことに子供たちは元気。

長男は幼稚園に行っているので昼間は問題ありませんでした。

昼のうちに夜ごはんは作っておき、問題は幼稚園から帰ってからでした。

どうにか夜ごはんを食べさせ、お風呂へ。

いままで、子供二人をいっぺんにお風呂にいれた事が無かったので、

どうやって入ろうか悩みました。

 

まず長男と入浴。速攻で自分と長男を洗い、次に次男を入れます。

三人で湯船で温まり、次男を洗う。

お風呂あがりは、脱衣所が寒いので、まずお風呂にフタをし、

その上にバスタオルでくるんだ次男を待機。おかげで大泣きせずにすみました。

(*十分安全確保しましたが、危険なのでマネしないでください。)

次に長男を拭き、大急ぎで自分を軽く拭き、下着だけはき、

バスタオルにくるんだままの次男を抱えリビングへ。

長男には自分で着替えてもらい、次男も湯冷めせずに着替えが出来ました。

湯冷めの被害は自分だけ(笑)

 

なんとかお風呂にも入り、歯磨きを終わらせて、次は寝かしつけです。

これが一番大変でした。

二人いっぺんの寝かしつけも初めてでどうやったらいいのか分かりませんでした。

普段は夫と一緒に寝ている長男。

私と一緒に寝れるので嬉しいのかテンションが上がってなかなか寝てくれない。

次男を先に寝かしつけようとしたところ、長男が騒ぎ、次男が何度も起きる。

仕方ないので、長男を先に寝かしつけようとしましたが、

なかなか寝れない次男が大泣きし抱っこしなければ泣き止まず・・・

さらに眠くなってきた長男がぐずりだし、抱っこを要求。

イヤイヤ期真っ盛りで赤ちゃん返り中の長男。

一度機嫌を損ねると大変なことになります。

次男にはちょっと我慢してもらい泣かせっぱなしでしたが、

長男を抱っこし、なだめているとさすが次男、10分程すると諦めたのか

自分で寝始めてくれました。

そこでやっと長男と横になり、寝かしつけすることに。

長男がやっと、うとうとし始めたころ、また次男がふにゃふにゃ言い始め、

本気泣きに・・・。長男もまた、目覚めてしまいぐずりだし・・・。

ここまで来たら、疲れて疲れて・・・

抱っこでゆらゆらはもう腕も腰も痛くて無理、

さらに帝王切開の傷跡も痛くなってきて、もう起き上がれない!!

もういいや!となってしまい、上向きに寝たまま長男を左腕に抱え、

右手で次男のお腹をぽんぽんしながら、二人が泣くのを目を閉じて聞いていました。

泣き声にすっかり慣れて、泣き声をBGMにこのまま私寝れそうだわ。とか

泣き声が家の外に漏れて虐待で通報されないかしら?とか

明日のご飯どうしよう?などと、どうでもいいことを考えているうちに

次男がまた寝始め、長男もやっと深い眠りについてくれました。

長男は一度寝るとあとは夜中に次男が泣いても起きずにすみました。

 

そんなわけで、初日はなんとか終了しました。

数日間同じような感じで過ごし、やっと夫が回復。

これで、通常生活に戻れると喜んだのもつかの間、

まあ危惧はしていましが、長男が発熱(涙)・・・。

 

小児科へ連れて行くことに。

夫はこれ以上会社を休めないし、次男を見てくれる人もいないので、

病院には次男も連れて行きました。

小児科にはインフルエンザ疑惑のお子さんだらけ。

そして長男もインフルエンザ確定。

当然幼稚園には行けず、一週間インフルエンザの長男と一日中一緒に過ごすことに。

自分はインフルエンザの予防接種をしていたので、

あまり心配はしていませんでしたが、

産まれたばかりの次男に移らないか心配でヒヤヒヤしながら過ごしました。

予防接種をしていて、母乳を通じて次男に免疫がついていたのか分かりませんが

なんとか私と次男はインフルエンザにはかからずに済みました。

 

しかし、熱で不機嫌の3歳児と1ヶ月の乳児を一日中、

ワンオペでみるのはなかなか過酷でした・・・。

抱っこ抱っことせがむ長男。

抱っこしていないと泣く次男。

幼稚園のありがたみが身に沁みました。

さらに夫の帰りをこれほど待ち焦がれたのは初めてでした。

 

寝不足が続くと自分の体調が悪くなるし、イライラするし、

さらに乳腺炎になり、自分も微熱・・・。

夫は具合が悪くなっても寝て休むことが出来ます。ご飯の心配もいりません。

息子たちもそうです。

けれど私が具合が悪くなったらどうしたらいいのか??だれも看病はしてくれません。

子供たちのお世話は?だれも代わりにやってくれません。

絶対私は具合が悪くなるわけにはいけないと気づきました。

 

夫の帰りが少しでも遅いと夫にイライラ・・・

これがインフルエンザじゃなかったら実母に助けてもらえるのに!と

来てもらえない実母にイライラ、

愚図る子供にイライラ・・・。

そんな自分にもイライラ・・・負のスパイラルが止まりません。

 

世の中にはもっと大変な育児をしている人はいっぱいいて、

自分は楽な方だと分かってはいるのですが、

自分に余裕が無くなると自分が一番辛い、大変だー!となってしまいます。

ワンオペ育児の辛さがよくわかりました。

子育て中の世の中のお母さん方を心から尊敬します。

でも、少しでも頼れるものがあれば遠慮なく頼った方がいいと思いました。

 

普段自分は頼れるものはなんでも頼ります。

夫にも実母にも妹でも遠慮なしにお願いします。

 出来るだけ自分が楽になるように生きています。

その方が子供に笑顔でいられます。

 

一週間乗り切った自分を、いや夫がインフルエンザ発症からなので

二週間乗り切った自分を大いに褒めてあげたいと思います。

だれにも褒めてもらえないので自分で褒めます(笑)

インフルエンザを持ち込んだ夫に嫌味をいい、それを理由にこき使います。

そしてインフルエンザにならなかった自分をさらに褒めます。

うつる心配が無くなったので実母と妹に来てもらい子供と遊んでもらいながら

愚痴を聞いてもらい、他愛無い話をし、ストレスを解消してもらいました。

次男を夫に見てもらい、実母と長男で近所の温泉に行き、

打たせ湯をし、肩こりと腰痛を少し解消することが出来ました。

 これで元気が出てまた、育児を頑張れます。

 

人には頼っているけれど、自分はよくやっていると、頑張っていると思っています。

全然完璧ではありませんが育児も家事もそこそこは出来ていると思っています。

 

イライラすることはしょっちゅうですが、

息子たちが可愛くて可愛くて仕方がありません。

もう少ししたらウザがられて抱っこもさせてくれなくなる日が来ます。

あっという間にその時が来そうです。

今の短い貴重な時間を出来るだけ笑顔で楽しく過ごせるように

家事も育児もそこそこでストレスをためないようにしていきたいと思います。

 

 

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