入院小話2-2 点滴 続き
*3年ほど前のお話になります。
当時の記憶を出来る限り思い出して書いていきたいと思います。
病院の治療などは実際と多少の異なる場合があるかもしれません。
(うろ覚え部分があり)その場合はご容赦ください。
目が覚め、点滴を見てみると・・・
管が真っ赤になっていました。
点滴が流れなくなり、血液が逆流していました。
点滴チューブの長さにして1m以上は逆流していたように
見えたので、血がたくさん出てしまったとパニックになりました。
(実際は点滴液と混ざっているのでそう多くはないかも・・・)
点滴の袋はからっぽになっていて、いったいどれくらい
放置されていたのか分からず、不安になりながら
慌ててナースコールをしました。
しかし、夜中なので人手が足りないのもあってか、
なかなか来てもらえず、どうしたものかと不安になっていると、
私が苦手としている看護師Kさんが来ました。
(Kさんは仕事が大雑把に思え苦手でした。
Kさんの他のエピソードはまた後日書きます。)
不安に思っていることを大丈夫か聞くと、
何も言わずさっと点滴チューブを外し、血液をゴミ箱に捨て
新しい点滴をセットして、「これで大丈夫です」
と一言だけ言って去っていってしまいました。
あまりの出来事に血の付いたゴミ箱(ビニールはかかっていました。)
を見つめながらしばらく呆然としてしまいました。
私は素人ですので医療のことはまったく分かりませんが、
血液のついたゴミ箱を放置していっていいのだろうか??
夜中で人手が足りなくて忙しいから??
小さな個人病院だから規則が緩いのか??
ただ単にこのKさんの仕事が大雑把だから??
いろいろな疑問が次から次へ沸いてきて悶々としてしまいました。
この一件以来、さらにKさん不信になりました。
そして、点滴の管理は自分でしっかりしていこうと心に決めたのでした。
(夜中に点滴が無くなりそうなときは、無くなるまで寝ないか、
数時間かかりそうなら、そのくらいの時間に携帯の目覚ましをかけ、
起きて点滴を交換してもらうことを決めました。)