あおいの切迫日記

切迫妊婦の妊娠・育児記録

二人目の妊娠記録32 出産レポ⑥ 術後翌日

*病院の治療や手術内容は実際と異なる場合があるかもしれません。

(うろ覚え部分があり間違っている可能性があります)その場合はご容赦ください。

 

 

眠れぬまま朝をむかえました。

手術の興奮もすっかり冷め、さらに痛みで一睡も出来なかったので、

もう痛みと疲れでぐったりで喉はカラカラでした。

朝になったので水分がOKになり、飲んだポカリがとてもおいしかったです。

身体中に沁み渡りました。

 

点滴の方は一晩中(30分ごとに)麻酔を追加していましたが、

なんとか朝まで持ってくれました。

先生によると、この麻酔はもう追加することは出来ないようでした。

少しは痛みがましになってきたとはいえ、まだまだ痛かったので

錠剤の痛みどめを処方してくれました。

(これは一度飲むと数時間は間隔を空けなくてはいけない痛みどめでした。)

 

 

この日は先生の診察でOKが出れば尿の管も取れて

トイレは歩いて行けることになっていました。

朝からベッドで体を起こす練習を始めました。

電動で背もたれを起こし始めましたがもはやそれだけで痛い・・・

ようやく完全に体を起こす事が出来ましたが痛みに耐えられず戻ることに・・・

しかし戻りたいけど痛くて戻れない。体の向きを変えられない・・・

痛みへの恐怖から変な姿勢で止まったまま行くことも帰ることも

出来ずどうすればのかパニックに・・・

じりじりと少しずつ動き、ようやく元の体勢に戻ることが出来ました。

 

他の方のブログなどを読んでいると帝王切開のほとんどの方は

手術翌日には歩いていました。

しかし、私は一人目の帝王切開後は歩いたのは術後三日後からでした。

(病院の決まりか私の体調かは分かりませんが尿管が取れたのも三日後でした。)

その時でも痛かったのに今日歩くなんてとても出来る気がしませんでした。

それでもベッドを起こし膝を曲げ少しずつでも体を動かすようにしていましたが、

いろいろ考えているうちに涙が止まらなくなりました。

頭では産後のホルモンバランスの崩れと疲れと痛みのせいだろうと

分かっていたのですが、どうしても涙が止まりませんでした。

 

 9時ごろになり、執刀医の先生が診察するために部屋にやってきました。

しかし診察は診察室へ行かなくてはいけません。

看護師さんが車いすを持ってきてくれたのですが、

車いすまでの移動が痛みで出来そうにありませんでした。

どうにか体を起こすことは出来たのですが、

なぜか涙が溢れて来て、これ以上移動することが出来ませんでした。

もはや声を抑えて泣くことも出来なくなり号泣・・・

先生が慌てて「もう少ししてから診察しよう」と言ってくれて

診察は午後からになりました。

看護師さんは産後だから仕方ないと慰めてくれましたが、

同室さんにも泣き声を聞かれ、もう恥ずかしいやら情けないやらでした。

 

お昼から流動食が始まりました。

重湯やスープなどいろいろな水分のみの食事でした。

体力を回復したいので出来るだけ飲んでおこうと思いましたが

半分程しか飲めませんでした。

 

そして、二時が過ぎ、診察の時間になりました。

さすがに今度は泣けないので必死になりました。

ものすごく時間がかかりましたがなんとか立ち上がることに成功。

(めちゃくちゃ痛かったです・・・)

そして看護師さんに助けてもらい車いすに移動し、

ようやく診察室へ行くことが出来ました。

が、診察台に移るにもこれまた一苦労。

しかし一度立ち上がっているので、同じ要領で立ち上がることが出来ました。

 

診察では子宮の戻りもよく術後の経過もいいそうでした。

尿の管を取ってもOKになりましたが、

取ってしまうと歩いてトイレに行かなくてはいけません。

大丈夫か聞かれましたが、現状で歩いて行けるとはとても思えず

とりあえず管はそのままになりました。

 

へとへとになりながら部屋に戻りしばらくぐったりしていました。

そして身体を拭いたり、夫と話をしたりしていると、もう四時を過ぎていました。

看護師さんが赤ちゃんに会いに行くか聞いてくれました。

立ち上がることへの恐怖はまだまだありましたが、

赤ちゃんに会いにいけるとなると元気が出るもので、

時間はかかりましたが、診察の時より早く立ち上がれました。

 

そして、車いすに乗って夫とともに赤ちゃんがいる

周産期母子センターへ行きました。

周産期母子センターは病棟と同じ階にありますが、

入室制限があり、携帯は使えません。

赤ちゃんの面会も両親のみでした。

赤ちゃんはGCUの奥にあるNICUにいました。

 

赤ちゃんはコットに寝かされており、すやすや眠っていました。

一日会って無かっただけですが、きれいに拭いてくれていて、

産まれたばかりに比べてちょっと顔が変わったような気がしました。

可愛くて仕方がなかったです。

小児科の先生があいさつしてくれて、呼吸が少し乱れていましたが、

今は心配ありませんとのことでした。

 

元気にいてくれるだけでありがたかったです。

頭を撫でると温かさが伝わってきて、

本当に無事に産まれてくれてよかったと実感しました。

 

あたたかい気持ちで部屋に戻ってくることが出来ました。

赤ちゃんと会うだけで元気が出てきました。

さらに夕方になったので、点滴を外せるようになりました。

点滴の煩わしさから解放され気分も軽くなりました。

 

 

まだまだ痛みが続いていましたが、痛み止めの薬を飲みつつ

途切れ途切れではありますが、この夜は少し眠ることが出来ました。

 

 つづく

 

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