切迫入院日記8 妊娠22週 子宮頸管縫縮術
*3年ほど前のお話になります。
当時の記憶を出来る限り思い出して書いていきたいと思います。
病院の治療などは実際と多少の異なる場合があるかもしれません。
(うろ覚え部分があり)その場合はご容赦ください。
私が受けたのは子宮口の外側に近いところを縛る
マクドナルド手術というものでした。
当時は、子宮頸管を縛る手術としか聞いてなかったので
どちらの手術をしたのかよく分かっていませんでした。
臨月に入り、糸を切った時に初めてマクドナルド手術だと
知りました。当時は、お腹の心配ばかりしていて、
時間が早く過ぎて欲しいとばかり思っていた気がします。
下半身麻酔だったので、意識がある中での手術でした。
もちろん足には布がかけられていたので、実際には
見えませんでしたが、先生の動きでなんとなく分かりした。
器具を入れて、グリグリ広げている感じがわかり、
お腹が張っているような感覚に襲われ、
赤ちゃんは大丈夫かと心配になりました。
不安だらけでしたが、何人かいる看護師さんの
一人が、手術が終わるまで、手を握っていてくれていて、
その温かさだけが、救いでした。
自分の事に精一杯でその看護師さんの顔も
覚えていませんが、人の手の温かさが
こんなにも救いになるんだなと感謝しました。
しばらくすると先生の動きが、糸をくくっている動作に
なりました。数回だったと思うのですが、
ギュッと糸をかけてくくっているのが、分かりました。
なぜかその場面の時は冷静に
「ほんとにくくるんだな・・・」と思ったのをよく覚えています。
全体で一時間半くらいで手術は終わりました。
糸はしっかり縛れたと先生から説明があり、
そのまま、手術台で動かず様子を見ることになりました。
しかし、この後、プチパニックに襲われることになるとは
夢にも思いませんでした・・・